介護施設のイラスト

介護保険で使えるサービス、どんなものがある?利用時の注意点もまとめて解説

「介護保険って、どんなサービスが受けられるの?」 「自宅で介護したいけど、何が頼める?」 そんな疑問を持っている方に向けて、介護保険で使えるサービスと、選ぶときのポイント をわかりやすくまとめました。 理学療法士・介護支援専門員として、現場でたくさんのご家族のサービス選びをお手伝いしてきましたが、最初は「種類が多すぎてわからない」というお声が本当に多いんです。 結論:介護保険サービスは、大きく分けて2種類 居宅サービス(自宅にいながら使える) 施設サービス(入所して暮らす) どちらも自己負担は 原則1割(収入により2〜3割)。 まずは介護保険の基本を3つだけ ①自己負担は原則1割 世帯の収入によって2割・3割になることもあります(3割は高所得者のみ)。残りは介護保険でまかなわれます。 ②介護度ごとに「利用できる上限額」がある 介護度が重いほど、月々使える金額が大きくなります。要介護5なら 月およそ36万円分 までのサービスが利用可能。 ③ケアマネさんがプランを立ててくれる ご本人やご家族の希望を聞いて、最適なサービスの組み合わせを ケアマネージャー が提案してくれます。 居宅サービス:自宅にいながら使える ご自宅で生活しながら利用できるサービスです。 通って使うサービス サービス 内容 デイサービス 日帰りで施設に通い、入浴・食事・レクリエーションなど デイケア 上記に加えて、リハビリの専門職による機能訓練 ショートステイ 数日〜数週間、施設に短期間お泊り 💡 デイサービスとデイケアは似ていますが、リハビリ重視ならデイケア。最近はデイサービスにもリハ専門職がいるところが増えています。 訪問してもらうサービス サービス 内容 訪問介護 ヘルパーさんが家に来て、食事・入浴・排泄などを手伝ってくれる 訪問看護 看護師さんが医師と連携して、医療面のケアをしてくれる 訪問リハビリ リハビリの専門職が、生活に必要な動作を一緒に練習 訪問入浴 介護スタッフ3〜4人と看護師が浴槽ごと持参してくれる 訪問入浴は意外と知られていませんが、ベッド脇でお風呂に入れるありがたいサービスです。寝たきりの方でも安心して入浴できます。 福祉用具のレンタル・購入 介護ベッド、車椅子、歩行器、手すりなどがレンタルできます。 住宅改修:手すり設置、段差解消などの工事 → 上限 20万円 特定福祉用具購入:シャワーチェア、ポータブルトイレなど(衛生上レンタル不可のもの) → 上限 10万円 退院前に、ケアマネさんと福祉用具屋さんに 自宅を見てもらう のが安心です。 施設サービス:入所して暮らす 入所して生活する施設の代表が、特養 と 老健 の2つです。 特養(特別養護老人ホーム) 位置づけ:終の住まい 入所できる方:原則 要介護3以上 特徴:介護を受けながら長期で暮らす 料金:比較的リーズナブル(月15〜20万円程度が目安、収入により減免あり) 人気が高いため、待機が出ることがあります。ただし優先度の高い方は早めに入れることもあるので、ケアマネさんと施設に直接相談 してみてください。 ...

January 4, 2022 · 1 分
親の介護をする家族のイラスト

介護認定ってどうやって決まるの?申請から結果までの流れをやさしく解説

「親の介護が必要になりそう…」 「介護認定ってどうやって申請するの?」 そんな不安をお持ちの方に向けて、介護認定の流れと、知っておきたいポイント をわかりやすくまとめました。 理学療法士・介護支援専門員として現場でたくさんのご家族をサポートしてきましたが、最初の一歩で迷う方が本当に多いんです。 結論:介護認定は『5つのステップ』で決まります 市役所で申請 ご自宅で認定調査 主治医が意見書を作成 専門家による審査会で判定 結果が郵送で届く(原則30日以内) そもそも「介護度」って何段階あるの? 介護度は 要支援1・2 と 要介護1〜5 の 全7段階 あります。 介護度 だいたいの状態 要支援1・2 日常生活はおおむね自立。一部に支援が必要 要介護1・2 部分的な介助が必要 要介護3 一日中、何らかの介助が必要 要介護4・5 ほぼ寝たきり、もしくは全面的な介助が必要 数字が大きいほど介護の度合いが重く、使えるサービスの上限額も大きくなります。 たとえば要介護5の方なら、月々 約36万円分 までのサービスが利用できます(自己負担は1〜3割)。 申請窓口はどこ? 申請窓口は、お住まいの 市役所の介護保険課(高齢介護課) です。 💡 自治体によって名前が少し違います(介護福祉課・長寿福祉課など)。役所の総合窓口で「介護認定の申請をしたい」と伝えれば案内してもらえます。 すでに地域包括支援センターに相談したことがある方は 地域包括支援センターを通じて支援を受けたことがある方は、まず そこの担当者に相談 するのが一番スムーズです。書類の記入や窓口同行までサポートしてくれることもあります。 申請から認定までの流れ ステップ1:市役所で申請 ご本人またはご家族が、介護保険被保険者証と本人確認書類を持って窓口へ。代理での申請も可能です。 ステップ2:認定調査員が自宅を訪問 後日、調査員がご自宅を訪問して、普段の生活の様子 を聞き取ります。 主に聞かれるのは、こんなことです。 食事や排泄、入浴、着替えはどうしているか 立ち上がりや歩行ができるか もの忘れの有無 ご家族の介護で大変なこと このときの調査結果が、全国共通のコンピュータで一次判定されます。 💡 ポイント:調査の日は、ご家族も同席することをおすすめします。ご本人は「できる」と答えがちですが、実際の介護状況をご家族から伝えると、より正確な判定につながります。 ステップ3:主治医が意見書を作成 かかりつけ医が、医学的な視点から意見書を作成します。普段の通院先がそのまま主治医になります。 ステップ4:介護認定審査会で判定 医療・福祉の専門家が集まって、調査票と意見書をもとに最終判定(二次判定)を行います。 ステップ5:結果が郵送で届く 申請から 原則30日以内 に、介護保険被保険者証と一緒に結果が届きます。 結果が出るまでサービスは使えないの? 実は、結果を待っている間でも 「暫定」でサービスが使えます。 ...

November 19, 2021 · 1 分