親の介護をする家族のイラスト

介護認定ってどうやって決まるの?申請から結果までの流れをやさしく解説

「親の介護が必要になりそう…」 「介護認定ってどうやって申請するの?」 そんな不安をお持ちの方に向けて、介護認定の流れと、知っておきたいポイント をわかりやすくまとめました。 理学療法士・介護支援専門員として現場でたくさんのご家族をサポートしてきましたが、最初の一歩で迷う方が本当に多いんです。 結論:介護認定は『5つのステップ』で決まります 市役所で申請 ご自宅で認定調査 主治医が意見書を作成 専門家による審査会で判定 結果が郵送で届く(原則30日以内) そもそも「介護度」って何段階あるの? 介護度は 要支援1・2 と 要介護1〜5 の 全7段階 あります。 介護度 だいたいの状態 要支援1・2 日常生活はおおむね自立。一部に支援が必要 要介護1・2 部分的な介助が必要 要介護3 一日中、何らかの介助が必要 要介護4・5 ほぼ寝たきり、もしくは全面的な介助が必要 数字が大きいほど介護の度合いが重く、使えるサービスの上限額も大きくなります。 たとえば要介護5の方なら、月々 約36万円分 までのサービスが利用できます(自己負担は1〜3割)。 申請窓口はどこ? 申請窓口は、お住まいの 市役所の介護保険課(高齢介護課) です。 💡 自治体によって名前が少し違います(介護福祉課・長寿福祉課など)。役所の総合窓口で「介護認定の申請をしたい」と伝えれば案内してもらえます。 すでに地域包括支援センターに相談したことがある方は 地域包括支援センターを通じて支援を受けたことがある方は、まず そこの担当者に相談 するのが一番スムーズです。書類の記入や窓口同行までサポートしてくれることもあります。 申請から認定までの流れ ステップ1:市役所で申請 ご本人またはご家族が、介護保険被保険者証と本人確認書類を持って窓口へ。代理での申請も可能です。 ステップ2:認定調査員が自宅を訪問 後日、調査員がご自宅を訪問して、普段の生活の様子 を聞き取ります。 主に聞かれるのは、こんなことです。 食事や排泄、入浴、着替えはどうしているか 立ち上がりや歩行ができるか もの忘れの有無 ご家族の介護で大変なこと このときの調査結果が、全国共通のコンピュータで一次判定されます。 💡 ポイント:調査の日は、ご家族も同席することをおすすめします。ご本人は「できる」と答えがちですが、実際の介護状況をご家族から伝えると、より正確な判定につながります。 ステップ3:主治医が意見書を作成 かかりつけ医が、医学的な視点から意見書を作成します。普段の通院先がそのまま主治医になります。 ステップ4:介護認定審査会で判定 医療・福祉の専門家が集まって、調査票と意見書をもとに最終判定(二次判定)を行います。 ステップ5:結果が郵送で届く 申請から 原則30日以内 に、介護保険被保険者証と一緒に結果が届きます。 結果が出るまでサービスは使えないの? 実は、結果を待っている間でも 「暫定」でサービスが使えます。 ...

November 19, 2021 · 1 分
高齢の親を見守る家族のイラスト

介護(認知症)予防は『早く相談する』ことから。家族が気づいたときに取るべき行動

「最近、親の様子が前と違う気がする…」 「物忘れが増えてきたみたいで心配」 そんな違和感を感じていらっしゃる方へ。介護予防でいちばん大事なのは『気づいたらすぐ相談すること』 です。 私自身、認知症の母を介護する家族のひとりでもあります。理学療法士として現場で多くのご家族を見てきましたが、「もっと早く相談していれば…」と後悔されるケースが本当に多いんです。 結論:違和感に気づいたら、この2つに連絡を かかりつけ医(または神経内科)に受診 地域包括支援センター に相談 どちらも介護認定を受ける前から利用OKです。 私が後悔していること うちの母は、まもなく75歳。認知症で、いまでは要介護3になりました。 最初は「ちょっと物忘れが多くなったかな」程度でした。でも、当時の私はもっと早く動けばよかったと、今になって思います。 最初に「あれ?」と思ったとき、すぐに病院や地域包括支援センターに連れて行っていれば、もう少し違った形で過ごせていたかもしれない のです。 認知症は 早い段階で脳にアプローチする ことで、進行を緩やかにできる可能性があります。 こんな変化に気づいたら、放っておかないで ご家族の中で、こんなサインが出ていないかチェックしてみてください。 同じ話を何度も繰り返す 物の置き場所がわからなくなり、探し物が増えた 約束や予定を忘れることが増えた 言葉が出てこない、つじつまが合わない 出かける準備に時間がかかるようになった 服装や身だしなみに無頓着になった さらに、ひとりで出かけて帰り道がわからなくなる ようなことがあれば、早急な対応が必要です。 💡 「歳のせいかな」で済ませず、変化に気づいたらすぐに行動 を。これが介護予防の第一歩です。 相談先①:かかりつけ医(または神経内科) まずは医療面から。普段から通っているお医者さまがいれば、その先生に相談してみてください。 「最近、母の物忘れが気になるんです」と伝えれば、適切な専門医を紹介してくれることが多いです。 かかりつけ医がいない場合は、ご近所の方に評判を聞いてみたり、お住まいの地域名と「神経内科」「認知症外来」などで検索してみましょう。 相談先②:地域包括支援センター 医療と並行して、ぜひ訪ねてほしいのが 地域包括支援センター です。 各市町村に必ず設置されている、高齢者の総合相談窓口 です。 何ができる場所? 介護に関する困りごとの相談 介護保険の使い方の説明 介護認定の申請サポート 介護保険を使う前の予防サービスの紹介 各種地域サービスの情報提供 🔍 お住まいの地域の地域包括支援センターは こちら から検索できます。 「まだ介護認定を受けていないんですが…」でも大丈夫 これ、誤解されがちなのですが、介護認定を受けていなくても相談できます。 「最近、親の様子が気になって…」と話すだけでもOK。担当の方が今後の見通しや、利用できるサービスを一緒に考えてくれます。 介護認定の前から使えるサービスもあります 意外と知られていないのですが、介護認定を受ける前の段階でも 使えるサービスがいろいろあります。 たとえば: 専門家がご自宅に訪問して、認知機能や栄養面のアドバイス(短期集中型) 地域の住民が運営する 健康体操 や サロン への参加 ひとり暮らしの方向けの、ゴミ出し・布団干し・買い物支援 地域によってサービスの内容や量に差はありますが、「うちの地域ではどんな支援があるか」を聞いてみるだけでも価値あり です。 ...

November 8, 2021 · 1 分